真夏の飲ませサビキ最終戦？

９号１０号と二つの台風が過ぎ去り週末はいいお天気かと思いきや

新たに台風１１号が発生。

波の予報も３ｍのち４ｍうねりをともなうって…

出船中止？

船頭さんは普通に「いけるでしょう。」ということであったが

予報通りならうねりに弱い私は戦力外になる可能性大。

５：３０出船。

今日は屋根付きベンチ付きの艫のシルバーシートに。

トイレもベッドも目の前だし，気分が悪くなったらいつでも寝られる？

先週までサバが大量にいた阿部沖からイワシが消えたそうで

まずは港の前から。

今シーズンまだだれもやっていないポイントのようだ。

どよ～～～んとしたうねりが我々を迎えてくれた。

最初の流し。

いい感じでウルメが付いたら即アタリ。

ゴンゴンと竿先を叩くので鯛みたい。

釣り開始３分で釣れた。

６１ｃｍとまずまずのサイズ。

これは今日もマダイ祭りか？

アタリが続かないので由岐の瀬へ

この釣りはイワシが付かなくても素針にいろいろなものが付いてくる。

イサキやサバやアジやソーダガツオ…

イワシの影が薄く，掛かりにくいのだが

イワシさえ掛かれば高確率でヒットしてくる。

泣きの６０　５８ｃｍ。

まわりの船もポツリポツリと鯛を揚げている。

先週調子のよかった鯛ラバを…

最初の流しでチャリコがヒット。

次の流しで再びアタリが。

やっぱり鯛ラバでも釣れますねぇ。

朝からとってもいい感じ。

これは今日もマダイ祭り間違いなしやなと思っていると

突如イワシが姿を消した。

あちこち捜索してみるものの

仕掛けを入れるような映りはない。

ここから長い長い旅に。

約５時間

空白の時間が過ぎていった。

船は南下して大島沖へ。

朝よりもうねりが大きくなって船は上下にどんぶらこ～

となりの船が波間に消える。

ここでもイワシは掛かりにくく辛抱の釣り。

イワシをうまく掛けることができたらチャンス到来。

久々に当たった。

ドラグ出まくり何だかよく引くんだけど…

巻き上げ途中でブチッといやな手応え。

あ～　バレた～　と思ったら

まだ魚が付いてた。

揚がってきたのはちっちゃいハマチ君。

逃げた方の魚が気になる。

１０号の枝が１本切れていたのでメジロ～ブリ？

長い休憩のあと後半戦に突入。

イワシがいい感じで付いて底まで落としているとフォール中にラインが走った。

典型的な青物のアタリ。

メジロやブリにしては手応えが弱いと思っていると

うれしい外道のカンパチだった。

イワシの影は薄いようだが，掛かれば何らかのアタリがある。

うねりのため　底で仕掛けが落ち着かず食いが悪いのかも。

船の上下とともに海底の仕掛けも跳ね上がっているのだろう。

イワシがかじられて頭だけ残っているということが何度かあった。

何度目かの正直で久しぶりの鯛アタリ。

小さいけど…

その後カンパチを１本追加。

夕方になって魚の活性も上がってきたのかいい感じになったのだが

追加することができないまま終了。

本日も絶好調の海亀氏

ナナマルの大鯛にブリと大物連発。

シーズン通して８号ラインにイサキ針１０号の仕掛けで通したそうな。

潮がよくなかったのかイワシの群れがすぐに散ってしまい

アタリが続かない一日だった。

大島をあとに。

台風のうねりの中戦線離脱せずに何とか一日釣りができた。

先週と比べると釣果は半分以下になってしまった。

台風のうねりとイワシが減ってしまった事が原因か。

みんなでマダイ～７１ｃｍ１５匹　カンパチ５匹　ブリ９０ｃｍ

サバ　アジ　ハガツオ　スマガツオ　イサキ　アカヤガラ　イラ …

大物から小物まで何でも釣れる不思議な釣り。

今シーズンを通して感じたこと。

一つめはイワシを何度も掛け直すこと。

この釣りで大切なことはいかに新鮮でプルプルしているイワシを

海底の大物に見せるかということ。

イワシが付いても元気に泳いでいないとまず食いつかない。

そのためには面倒がらずに短いサイクルでイワシを掛け直そう。

底まで落として１分アタリがなければもう一度最初から。

面倒がらずにこれができるかどうかが釣果を上げるコツ。

もうひとつは仕掛けに注意すること。

市販の仕掛けでも釣れないことはないが

ハリスや幹が太く間隔もせまいので魚の活性の低い日には食いが悪くなる。

瀬戸内よりはるかに透明度の高い太平洋では魚に見切られアタリも減る。

針先が鈍ったりラインの透明度が下がったりラインにくせが付いてしまったりなど

仕掛けがまずいと食いの悪さにつながる。

ラインは鯛メインなら５～７号　メジロ・ブリなら８～１０号

両方狙うなら８号とその時のターゲットや活性によって使い分けが必要。

魚が釣れても釣れなくても２，３時間に１度は仕掛けを交換しよう。

市販の仕掛けを何時間も付けっぱなしではイワシも本命も振り向いてくれない。

魚の活性が高いときはイワシが死んでいてもラインが太くても関係なくヒットするが

そんなことは稀である。

活性の高くないときにいかにして口を使わせるか常に考えてみよう。

　　夏の飲ませサビキについて　…　参考までに

今回はクーラー半分程度。

真夏のお楽しみも今回でひとまず終了？

週末ごとの雨・風・台風と天候には恵まれなかったものの

鯛を始めブリ・ヒラメ・サワラにカンパチと一通り狙いのターゲットをものにできた。

この釣りはまだまだ改良の余地があるので

仕掛けや釣り方を研究し釣果アップにつなげていきたい。

本日の釣果　マダイ～６１ｃｍ５匹　カンパチ２匹　
　　　　　　　　ハマチなど